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次元が違いすぎるアイドル

日本のアーティストが世界で通用するのか?またどの程度日本の音楽カルチャーが理解されているのか?メタルアイドルユニット「BABYMETAL」を知るまで私は全く意識してきませんでした。元は成長期限定アイドル「さくら学院」からの派生ユニットであり、今や世界ツアーを相手に活動するアーティストにまで成長するとは、本人たち含め誰も予想していなかったことだと思います。「BABYMETAL」の魅力は、リードヴォーカル「SU-METAL」のアイドル離れした歌唱力とダンス担当の「YUI-METAL」と「MOA-METAL」の切れの良いダンス、さらには高い演奏技術をほこるバックバンド「神バンド」の存在、これらのポテンシャルの高さが相まって、高い次元のエンターテインメントを提供しているところです。ふざけたような歌詞の楽曲とは裏腹にライブパフォーマンスはかなりストイックであり、本物であることが分かります。
「BABYMETAL」を一躍させた「ギミチョコ」という曲があります、動画サイトがきっかけで全世界のへヴィメタルファンの目に留まりました。突っ込みどころが満載で「何だこりゃ?ふざけすぎだろ?」と思っているうちに「カオスだな」と引き込まれていきます、結果、「KAWAIIとメタルの融合か!こんな発想あり得ない!でも面白いな!」と思ったころには虜になっています。そして中毒にかかったかのようにBABYMETALの動画を漁るようになります。
日本におけるへヴィメタルという音楽文化は完全に過去(1980年代)のものであり、そこにダサい、という残念なイメージが纏わりついています。欧米では一ジャンルとして昔から確立していますし、いまだにへヴィメタルファンがたくさんいます。なのでBABYMETALの特異性はへヴィメタル界におけるエンターテイメント性を語るうえで迎合すべき存在だと思う人が多いのです。その証拠にイギリス最大規模のロックフェスやヨーロッパやアメリカのメタル系のフェスに2014年から出演し更なるファンの獲得に成功しています。アイドルという枠組みは海外では関係ないみたいです。
日本のJ-POP市場においても、2016年に入りようやく認知されるようになってきました。今年は9月にワールドツアーファイナル公演として東京ドームでの2DAYSが決まりました。
メンバーの平均年齢が18歳に満たない若さで伸びしろがまだまだあります、今後に期待です。